ブルーベリー狩り休業の理由

こんにちは。
すえまつブルーベリーファームです。

断腸の思いでは有りますが、今年のブルーベリー狩り営業を
自粛することに致しました。

勿論、観光農園として、この様な時期だからこそ、お客様に
お手軽に楽しめるレジャーをご提供する責任が有るのも感じ
てはおります。

しかしながら、ブルーベリー狩りは不安を抱えながらも
行うものでは無いと思っています。満面の笑顔で心から
楽しんでいただきたいのです。

各種コロナ対策をすれば問題無いとの見解もありますが、
ブルーベリー狩りと言うか、観光農園ならではの、未だに
分からない不安な事がいくつか有ります。

① マスクが逆効果になる?
ブルーベリー狩りでは、マスクが使えません。園内をブルーベリー
を食べながら歩き回るので、その都度、マスクを下げることは
現実的では有りません。また、頻繁にマスクに触ることは逆効果
になる危険もあります。

なので、現実的にはマスクを外して歩き回ります。他のお客様
との距離が自然と近くなる事も有るかと思います。また、
「あっ、大きなブルーベリーが有った!」などと大きな声が
出てしまう事も避けられません。

②そこに食べ物が有るという事実
フルーツ狩りの特徴の一つは、そこに食べ物が有るという事です。
他のお客様が食すであろうブルーベリーが、直ぐそこに有ります。
マスクを付けずにブルーベリー狩りを楽しまれるお客様が、仮に、
それに触れてしまったり、咳やクシャミを抑えられなかったら…。

③猛暑での影響が不明
ブルーベリー狩りは真夏の楽しみです。猛暑の中、ウィルスの
感染力が落ちるとの声もありますが、未だ分かりません。
一番怖いのは、猛暑で注意力が散漫になる事です。また、発汗や
熱中症などの影響も不安ですし、分かっていないことが多々あります。

ブルーベリー園を所有する園主が、自らを否定する様な事を
書くのは自爆行為かもしれません。

それでも、お客様の安全が何よりも優先事項で有るとの思いは
変わりません。もし、当園で感染が起きたらと思うと身体の震えが
止まりません。

過剰反応かも知れませんが、過剰ぐらいで良いと私は思って
います。

一方、ブルーベリー狩りを自粛しても、沢山のブルーベリーが
実ってしまうのは避けられません。又、私と家内も生きていかなければ
なりません。

なので、今年は、ブルーベリー園内には、私と妻以外の人が入らず、
マスク手袋着用で、安心安全なブルーベリーを全て自分で収穫して
お客様にお届けする事に集中します。

JA直売所は勿論、当園での直売(持ち帰り)を積極的におこなって
行く予定です。

摘み取る楽しみはお預けですが、ブルーベリーの美味しさは堪能
して欲しいと思っています。

是非、ご利用ください。

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