こんにちは。
すえまつブルーベリーファームです。
この週末は、私にとって、とても大事な人が
当園を訪問してくれました。
以前から何度かブログに書いていましたが、横浜に
住む私の母親です。
母は、私が横浜に住みサラリーマンをしていた時、
私を頼りにして近所のシニア向け住宅に引っ越し
てきたのです。
そんな母を残し、私は早期退職して妻の実家で農業を
始めてしまったのです。
母は最初は大きなショックを受けていましたが、直ぐに
私を応援してくれる様になったのです。
それでも、母を裏切って、自分の夢を優先してしまった
という申し訳ない気持ちはとても大きいものがありました。
そんな事もあり、母には農業の話はしにくかったですし、
嫁の実家である、このブルーベリー園を訪問してくれることは
絶対に無いと思い込んでおりました。
ところが4年目を迎えた今年、私の姉が誘ってくれて、母の
訪問が実現することになったのです。
少し複雑な気持ちですが、とても嬉しく、また少し緊張して
その日を迎えました。
横浜からの母を、宇都宮に住む孫(私の長男)が連れて来てくれ、
福岡から姉と妹も参加し、一大イベントに!
母親は、自分が想像していたよりも遥かに大きな規模の農園
を見て驚くと共に、随分と安心をした様でした。
また、この農園がある、のどかな環境をとても気に入ってくれた
様でした。
母親も農業とは無縁の人生を生きてきたので、農家や農業の
ことは珍しく、とても興味を持ってくれた様でした。
面白かったのは、母親に納屋の中の農機具を見せた際、
トラクターを指差して、言うのです。
「この機械は使っていないのよね?えっ?あなたが運転できるの?」
お母様、貴方の息子は、もうサラリーマンではなく立派な農家
なのです。トラクターぐらいは乗れますよ!
母には迷惑をかけた就農でしたが、その母に、息子が今、
生き生きと農業に取り組みながら、田舎暮らしを楽しんでいる
事を知ってもらうことが出来て、とても嬉しい時間でした。
その後、有馬温泉に移動し、家族で昔話に話を咲かせました…。