こんにちは。
すえまつブルーベリーファームです。
先週の内にブルーベリーの冬季剪定作業が
終わったのですが、今週から仕上げ作業を
始めました。
何をするかと言うと主に次の4点です。
① 切り忘れている枝は無いか?
② 樹全体の花芽の数は適切か?
③ 枝単位の花芽の数は適切か ?
④ 複数の花芽が隣り合っていないか ?
先週までやっていた剪定は、とにかく切る枝の
量が多い為、細部は気にせずに進めてきました。
なので仕上げ剪定では、ゆっくりと一本づつ
確認しながら細部を確認していきます。
花芽も最近は随分と膨らんできた様です。
これはハイブッシュのカミールという品種。
そしてこれが同じくハイブッシュのジュエル。
花芽が広がり、中から10個近くの蕾が出てきています。
そんな花芽は良いのですが、この様に複数の花芽が
隣り合っているケースがとても多いのです。
親芽の横に子芽が寄り添っている様です。
でもこれでは栄養が分散される為、大きな実に
育たないのです。
ですから、中心の大きな花芽だけ残して隣の
小さな花芽は取り除きます。この作業が結構大変
なのです。
更には、一つの枝に付ける花芽の数も確認しながら
仕上げ剪定をしていきます。
ハイブッシュでは多くても5個、ラビットアイでは
10個以下に制限していきます。
これはラビットアイですが15個近くの花芽が残って
いますので5〜6個の花芽を取り除きました。
せっかく着いた花芽を取り除くのは勿体ない
のですが、多くの実を付けすぎると、小さくて
美味しくない実しか出来ないですし、樹そのもの
が弱ってしまうのです。
仕上げ剪定は1週間もかからずに終わる筈です。
1本1本のブルーベリーの樹を確認しながら見て回って
いると、春の開花や夏の収穫が思い起こされて楽しい
気持ちになります。