ブルーベリー園ではブルーベリーの開花が進んでいる一方で
早くも花が散るという状況も増えてきました。
少し悲しい感じ…。
でも、これは受粉が進んでいる証拠なんです。
ブルーベリーの花は大体2週間程度咲いているのですが、
受粉すると間もなく花が散ってしまいます。
ブルーベリーの花の中心に雌しべがあって、ここに花粉が付くと
受粉成功です。
花の先端から雌しべが出ているのが分かりますか?
この品種は結構、雌しべが花から出ているのですが、品種によっては
結構短いものもあり、受粉しにくかったりします。
受粉すると、この様に花が落ちて花弁が残り、その基部にある子房と
呼ばれる部分が大きくなりブルーベリーの実になります。
この写真では分かりにくいですが、受粉する前の花は下を向いている
のですが、受粉すると花が落ち、残った花弁の部分が上の方を向きます。
この写真だと少し分かりやすいでしょうか。
受粉できなかった花は、花びらが枯れて茶色くなったまま枝に残り
やがて落下していくことになります…
なるべく多くのブルーベリーの花が受粉に成功して、多くの美味しい
ブルーベリーの実が出来ることを願っています。