セカンドライフの歩き方(14) 〜終の住処はとても寒い〜

こんにちは。
すえまつブルーベリーファームです。

田舎暮らしがしたい。古民家に住みたい。

そんなセカンドライフの夢は、妻の実家で農業をするという
形で実現することになりました。

古民家。と言うか、築100年近い農家の離れをリフォームして、
そこが我々夫婦の終の住処となったのです。

古い木材が醸し出す日本家屋の趣きと、リフォームで生まれた
機能性に満足しています。

しかし…、この家が寒いのです。
「世界で一番寒い家」と私は呼んでいるのです。

これまでに20回以上の引越しを経験して来ましたが、こんなに寒い
家はありませんでした。カナダやロシアにも住んだことがあるのですが、
こんなに寒くはありませんでした。

何故、こんなに寒いのか?

土壁だから…なのでしょう。

土壁には断熱性がないのです。
最近では、断熱性能を兼ね備えた新しいタイプの土壁もあるそうなの
ですが、我が家は100年前の土壁を少し補修して鉄板を被せただけなのです。
断熱材は入っていません。

また、我が家は横長の形で、その長い側面に北風が吹き付けるので、
寒さが倍増するのでしょう。

一方、夏は快適なのです。土壁は熱しにくいので、家の中は涼しく、
クーラー不要なのです。

今後、年を重ねていくことを考えると、終の住処である我が家のこの寒さは
とても心配です。

今年も、12月を待てずに薪ストーブに火を入れてしまいました。

暖まるまでに時間は掛かりますが、一旦暖まると、薪ストーブは身体の芯から
暖めてくれます。

土壁は、暖まりにくく冷めにくいので、薪ストーブで一度暖めると、土壁が
熱を蓄えるので、長い時間、部屋を暖めてくれるので、薪ストーブと土壁は
良いマッチングなのかもしれません。

寒さは悩ましいところですが、薪ストーブの揺れる炎を見つめていると、何とも
言えず豊かな気持ちになり、セカンドライフの大事な時間にも思えてきます。

薪ストーブやエアコン、石油ファンヒーターなどを駆使しながら寒さを凌ぎ、
冬でも快適な田舎でのセカンドライフを満喫していきたいものです。

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