セカンドライフの歩き方①〜サラリーマン時代あってこそ〜

30年以上勤めた会社を早期退職して農業を始めてから
早くも2年が経過しようとしている。

当然、この会社で定年を迎えると思っていたし、多くの
人に驚かれた早期退職であり、農業への転換であった。

「今の収入を放棄するのはもったいない」
「農業はそんなに楽ではないぞ!」

多くの声援と、この様な心配の声の中で退職してから
2年が経過する。

「で、どうなの?」「後悔はしていない?」
「セカンドライフを楽しんでる?」

こういう質問を受けることがあるが答えに躊躇して
しまう。

早期退職をして全く違うライフスタイル、つまりセカンド
ライフを歩き始めたことは良かったと思うし、とても
充実した毎日を過ごしている。

ただ一方で、農業で生活が出来ているわけでは無い。
勿論、そこを目指しているがそう簡単でも無い。
また、早期退職して大正解とも手放しでは喜べない。

今、充実した時間を過ごせているのは、サラリーマン時代
の蓄えであり、早期退職を応援してくれた会社のお陰である。
それ無くしてセカンドライフは成り立たなかったことを実感
する。

ファーストライフで過ごした年月を大切に、そしてお世話に
なった会社への感謝を忘れずにセカンドライフを歩いて
行きたい。

ただ一つ強く思うのは、これまでと全く違うセカンドライフ
は面白い。自分が典型的なサラリーマンであったという事が
今では信じられないほどだ。

人生は一度きりだからこそ、セカンドライフに思い切った選択を
するのは大いにありだと思う。

今日は終日の雨。晴耕雨読。
雨の日には、少しだけ人生を振り返り、セカンドライフを
綴ってみたい。

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