こんな事がありました②:試食サービスの限界

こんにちは。すえまつブルーベリーファームです。

昨シーズン起きた事のひとつに、試食サービスに対する誤解があります。

すえまつブルーベリーファームでは、「食べ放題コース」とは別に

「お持ち帰りコース」をご用意しています。

その場で思いっきり食べるのも良いのですが、無理に食べるよりも

自宅でゆっくり味わいたいと言われる方も多くいらっしゃいます。

なのでブルーベリー園では、ブルーベリー収穫だけを楽しんで、

収穫したブルーベリーを量り売りでお持ち帰りしてもらっています。

とは言え、味が分からないと自分が好きな品種を確認できないので

品種毎に数粒程度の「試食」が出来る様になっています。

一方で、最低量として、一人当たり200gの収穫をお願いしています。

ある日、若いカップルが来園され「お持ち帰りコース」を選ばれました。

1時間経過して戻ってこられたのですが、お二人で100gしか収穫されて

いませんでした。300円相当です。

「来園時にお伝えした様に、お二人で400g以上お願いしたいのですが」

と伝えると…

「え?じゃあいいよ。金払うよ。どうせ持って帰ってもブルーベリー食べないし。」

ブルーベリー狩りに来られて、持ち帰りを選ばれたはずなのに!?

ん…、初めから試食が目的だった?

こんな事も多くありました。

ママ友同士で来られて、ブルーベリーを抱えて話し込んでいます。

制限時間の10分前にお声がけすると「あっ、まだ全然収穫してません。

200gですね。今から頑張ります。」

バタバタと200gを収穫されて帰宅されました。

最初の50分は試食しながら話し込んでおられた様です。

お客様の事を思って始めた試食サービスですが、「無料でブルーベリーが

食べられる」という誤ったメッセージが広がってしまった感も否めません。

当園の料金設定は、近隣のブルーベリー園と比べても随分と安い設定に

なっています。それは、気軽にブルーベリー狩りを楽しんで欲しいとの

思いからであり、この試食サービスもその延長線上にありました。

ただ、オープン以来4年が経過して、その料金設定故の難しさも出てきたのかな

と感じております。今一度、料金やサービス設定を見直してみる必要があるかも

しれません…

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